1、そもそも、炭素循環農法って何?
ブログを引越ししました!
パワーアップして、YouTubeでも解説も初めています。
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どこかで聞いたことはあるけど、
よく内容は分からない炭素循環農法。
その概要をまずはご紹介します。
目次(クリックすると、該当の段落に移動します)
はじめに
このブログで、特別記載が無い場合は、
林 幸美さんのホームページの解説しているという風に考えて下さい
私個人が、林さんの農法に疑問や、否定の立場をとる際には、
『私はこう思っています』のような表現を使います。
また、慣行農法や、他の農法に取り組んでおられる方を
このブログの内容を使って否定、批判する事はお控えください。
他の農法についての私の想いはこちら
先に要点をまとめました
まず、炭素循環農法についての概念、
それとメリットデメリットを先に書いておきます。
考え方
①微生物を『飼う』という概念
②畑に『山』を作るという概念
メリット
①野菜が美味しくなる
②作物の連作が可能になる(マメ科除く)
③トラクター等の機械を使用しても良い
④農薬、肥料、石灰すら不使用で栽培
デメリット
①土が安定するまでに2~3年かかる
②慣れるまで畑の見極めが難しい場合がある
(周りにアドバイスをくれる人が少ない)
★概要解説
①微生物を『飼う』という概念
野菜を育てるためには、土を育てる事が重要。
土を育てるためには、
その中に生きる微生物を元気にすることが必要。
微生物を元気にするためにはどうすれば・・・?
という事を考え続け、実践する農法です。
②畑に『山』を作るという概念
例を2つあげます。
1つ目です。
人間が全く手を入れていない場所でも
草や木は、元気に成長しています。
肥料を与えたわけではなく、虫を退治したわけでもないのに、
なぜスクスク大きくなるのでしょうか?
その答えが、微生物のおかげなのです。
2つ目は、
耕作放棄地から畑にして初めての栽培です。
実際に私も、耕作放棄地から畑にして初めて栽培したものは、
肥料を全く与えずに、ものすごい立派な野菜の出来でした。
また、虫もほとんど寄ってきませんでした。
ただ、前年まで草ボーボーだったこともあり、
除草作業は少し大変でした。
そして、私の身の回りに居る、
慣行栽培をしている先輩農家さんからも、
『耕作放棄地からの最初の年は肥料無しで育つから大丈夫よ』
ともアドバイスを頂いていました。慣行栽培をしている人ですら、
『詳しい理由は分からないけれど、
耕作放棄していた場所は、肥料が要らない』という認識を持っているという事が分かります。
逆に言うと、『山』や、耕作放棄地のような状態を、人間が作ることができれば、
肥料も農薬も不要な畑が作れるのでは?とも言えます。
林 幸美さんがちょーー詳しく解説された
この『微生物』について、しっかり解説して下さっているのが、
林 幸美さんです。
林さんはとにかく、
『微生物の立場になって、微生物が過ごしやすい環境を作ってあげれば、
勝手にいい野菜ができるようになる。微生物を飼っているという意識を持て』
という事をホームページで、提唱され、
具体的な方法も公開しておられます。
詳しくはご本人のホームページをご覧になってほしいのですが、
林さんご自身も、雨季と乾季があり水の管理が難しく、
更には土の状態が悪いブラジルの大農園で
炭素循環農法を実践されていたり、
日本の農家に講演活動などもされています。
林さんが公開されているホームページのやり方を見ながら
私も今、1年半ほど炭素循環農法に取り組んでいます。
この取り組み、成功するか?失敗するか?
私自身が林さんのホームページで学んだ内容や、
その取り組みで気付いた
『コレはよかった、本当だった』
『いや、この理屈はさすがに無理でしょ?』など、
実際にやってみての感想を、
いいものも悪いものも
このブログで少しずつ紹介出来ていければ・・・
と思っています。
炭素循環農法の概要
『微生物を飼う』を知ってもらったところで、
次の記事では、炭素循環農法のメリット、デメリットについて解説していこうと思います。